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家が狭いので、数ヶ月に一回くらい、あたしは本の整理を行います。
その方法は簡単。文庫本とか漫画を、eBOOK-OFFに送りつけるのです。
わざわざ自分で持っていくには重いし、だからって資源ごみとして捨てるのももったいない。百円でも二百円でもなるなら、是非とも買い取ってもらおうという魂胆。
送りつける際に必要となるのは、とりあえず「ダンボール箱」です。
でもそれはぬかりありません。通販で買ったエアガンが詰まっていた箱とかを取っておけば、再利用できるわけです。
完璧すぎる。
とはいえ古本リサイクル業はあんまり賛成しないという方が多いので、こういったことをブログで大々的に書くのはよくないかなー、と思う反面があります。
あたしは基本的に本は古本じゃ買わないのですが、「古本じゃないと買わない」という逆説的な人もいる世の中なので、まあ需要と供給なのかな、と思います。作家さんの手元に還元されるお金の問題を取り上げれるのならそりゃあ文句言う人が出てきて当然だけど、手軽に本が買える古本屋っていうのは、書籍を身近にしてくれる存在でもあると思うし。
価値観の問題と言えば価値観の問題ですからね。
リサイクル業なんてのは、本に限らず行われていることだと思うし。
まあ知的財産うんたらかんたらってこと言われたら知らんけど。
とにかく、捨てるよりはいいかな、くらいの気持ちであたしは売り払っているわけです。
そして手に入れた300円を足しに、新たな文庫本を買う。
300円って大きいからね、うん。少しでも金になるなら手段を選びませんよ。
結局理由は自分じゃないか、という突っ込みは無視です。
本当は全部とっておきたいんだけど、やっぱりそれは無理だから、泣く泣く売り払います。
でも何もなく売り払うのは寂しいので、適当に紹介していきます。
まずはこれら。池井戸潤の3冊です。
BT’63 上 BT’63 下
心を病み妻に去られた男・大間木琢磨は、父の遺品に触れた瞬間、奇妙なタイムスリップを経験する…。現在と昭和30年代をクロスオーヴァーする壮大なエンターテインメント。
仇敵
いわれなき罪を背負い、大手都市銀行管理職の地位を追われ、地方銀行員となった男。亡き友と己のプライドにかけて、男は復讐を誓う。メガバンクの内幕と、地方銀行の実情を描いた銀行ミステリー)。
言うまでもなく、最初の二つは上下巻。ハードカバーで買えば一冊で済みますけども。あたしは文庫派なので上下巻です。
さてさて、池井戸潤。その著名を、小説以外で見たことある人は多いのではないかと思います。金融関係のビジネス書とかで。
無論あたしは読まないけどね。
で、ですね。1998年に『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞受賞した方ですね。公式サイト(ブログ)的なものもありますので、そっちを見た方が「ああ、なるほど」と分かると思うんだけれども。
あたしが講義中に仇敵読んでたら、隣にいた友達が一言「またそんな小難しいの読んで」とか言ってきたんだけど、小難しいかなぁ?
専門書じゃあるまいし、普通に読めるけどって思ったけど、多分「銀行が」とか書いてあると倦厭する人がいるのかも。「難しい話」っていう先入観が強くて。
でもそういう人でもBT’63なら読めるはずです。勧めたら拒否されたけどな! なぜだ!
そんな思い出深い三冊ですが、まあ売りに出るわけです。しゅん。
良い人に買われてね。